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WB HOUSE2022.04.12

エネルギーについて考える

先日、代理店様の新春講演会にて、エネルギーについて考える機会をいただきました。

日本のエネルギー自給率は、11.8%ととても低く、石油、石炭、天然ガスからウランに至るまで全てを輸入に頼っています。

日本では、人口は減る一方ですが、世界では人口は増え続けています。

エネルギーがなければ、どの国も生活をしていけませんので、結局は奪い合いになります。

日本は平和に暮らしているようですが、世界ではいつもどこかでエネルギーをめぐる戦争が起きています。

そのエネルギーをできるだけ節約していくことがこれからももっと求められる時代になります。

私たちが仕事としてかかわる住宅で言えば、冷暖房の使用を減らしていくことが今まで以上に求められるわけです。

今までは、断熱性能の低い家が多かったために、冬に暖房をたくさん使わなければならず、そこにたくさんのエネルギーを必要としてきました。

しかし、これからは断熱性能の高い家が増え、今までよりもエネルギーの使用量を減らすことはできて行きます。

それでもなお、住宅におけるエネルギーの使用量は減らさなければなりません。

では何を見直すべきなのか?

それは、ただ単に家を断熱化することだけに目を向けるのではなく、四季に合わせて可変する家づくりに目を向けるべきだと考えます。

日本には四季があり、外気の温度は、マイナス20℃からプラス40℃近くまで変化します。当然それに合わせて湿度も大きく変化します。

それなのに家は何も変わらないとすれば、当然どこかで無理が生じてエネルギーをたくさん使うことになります。

例えば、気密断熱化を高度に進めると、室内の空気が屋外と入れ替わらず、室内の空気は汚れて人は健康に住むことができません。だからと言って機械換気を付けて換気を行えば、エネルギーをロスするだけでなく、換気を動かすためのエネルギーも必要になります。

ということは、どこまで行ってもエネルギーを使い続けなれば健康に住めない家になってしまいます。

私どもではこの難題を解決するために通気断熱WB工法を開発しました。

四季の変化に応じて、家も変化する。と言っても家の形が変わるわけではありません。

夏は空気の流れを促進し、冬は空気の流れを制御する。これを電気というエネルギーを使わずに外気温度に応じて自然に行う仕組みです。

また、高温多湿の日本の気候風土に対応するためビニールや合板といった素材の使用をできるだけ少なくして、木材や土、紙、布、などの自然素材をうまく利用して、湿気による蒸れ腐れから建物を守り、生活から出る湿気を室内に溜め込まず、自然に屋外に排出する仕組みです。

これからさらにエネルギーの削減が叫ばれる時代に、私たちができることをもっともっと追及して、未来の子供たちに安心して残せる住宅を提案していきたいと思います。

 

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深呼吸したくなる家 WBHOUSE
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