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WB HOUSEの家づくりコラム

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体でモノを覚える

私はもともと大工ですが、モノをつくるというのは口でいうほど簡単なものではありませんね。
きっと奥さんたちも、たまに旦那さんが料理でもするかなんて言われると、うれしいような迷惑なようなではないですか?自分のモノづくりの現場・手順・道具・理屈を言いながら、ガチャガチャされると「あんたが思っているほど料理は簡単じゃないのよ」と心の底で思いますよね。
私もたまにしますが、同じものをつくっても慣れている体でモノを覚えている、かみさんには到底かないません。
しいて言えば私は塩分が若干多いのかたまに食べる子供達は「おいしい」と言ってくれるのですが、かみさんの目じりはひきつっています。

その道、職業でプロといわれる人たちがいますが、大半は体でモノを覚えてゆく継承から始まっているような気がしますね。わたしも離れて 10 年になりますが、体で覚えたものは意外とわすれず、頭で覚えたものは明日には忘れてしまいます。頭の問題ですかね…。

日本家屋の湿気対策

きれいな桜ですが、桜の木は咲き始める前の体(幹)の部分までピンク色になるといわれています。
日本には四季がありますが、様々な動植物が呼吸をしています。
吸ったり吐いたり、動物は口や皮膚、植物は根から水分を吸い上げ、幹や葉から水分を発散しています。そして一度切られた木もちゃんと呼吸しているのです。湿気を吸ったり吐いたりしています。

日本の家屋は材木を上手に組み、壁には葦を組んで土壁をつけました。
材木も土壁も湿気を上手に屋外へにがしてくれたのです。
自然素材の扱いをよく知っていた職人さんは、昔はたくさんいました。
ところがここ数年の合理化・量産化のもと、自然素材が新建材にかわり、それを知る職人さんもへりました。
WB HOUSE を建てる職人さんは腕の良い、地元工務店ですから安心してください。
材木や壁の調湿・透湿能力をよく知り、素材の適材適所をわかって家をつくっているプロ集団です。
湿気を止めたり、止める材料を使ったりはしません。
安心してお任せください。

人・家・地球の健康を未来のこどもたちへ

ファーストフードは早くて安い、しかし栄養は少なく添加物も多い、できれば手作りしたいけど、なかなかこのご時世そうとばかりも言っていられない。
住宅も食と同じ道をたどってきました。
裏山にこれだけ木が林が森があっても外国から重油を炊いてタンカーで運んできます。
自然木を床に貼ればいいと思うのですが、早く安くとなるとわざわざ薄くスライスして防虫剤のきいた接着剤で貼り合わせてつくります。
塗り壁も乾くのに時間がかかる、きれいなビニールシート壁紙を貼ってしまえば早くて簡単、汚れも落ちる。

住宅に使われる呼吸しない素材は食でいうところの防腐剤の効いた添加物にあたります。
そのガスが家の中にこもらなければ吸い込むリスクも少なく、女性や子供への影響も少ないのですが、30 年ほど前からの CO2 削減の名の元、高気密化が進みビニールハウスと化した家から化学物質は抜けなくなりました。
そして換気扇や空調を 24 時間まわしつづけてくださいとなったのです。

人・家・地球の健康を未来のこどもたちへという想いから、家の呼吸を取り戻し、機械に頼らず、深呼吸したくなる家を実現したのが WB HOUSE です。

深呼吸したくなる家

暖かい春がやってまいりましたが皆さんいかがお過ごしですか?冬が長ければ長いほど春がうれしく思えるものですね。

この間、うちのかみさんと子供が話をしているのを聞いて驚きました。
体育でバスケを楽しみにしていた息子が先生から「バスケットボールはしないかもしれない」といわれ、よくよく聞いてみると他のクラスでけがをした子が出たからだそうです。

「ん~」と言ったきり考えてしましました。
きっと環境が変わってきているのですね。私は 40 代半ばです。
ファミコンが 6 年生ごろでたのかな?遊びと言えば外で走りまわっていましたから、少々のけがは当たり前で、すると自然とけがをしないように動くようになりますし、相手にもさせないようになります。
考えているわけでなく、体が自然とそうなるのですね。
体でモノを覚えるとはいいますが、最近の子たちは頭でしかモノを覚えさせてくれない環境になっています。
時代と共に環境も変わりますが、きっと私達の世代も、爺ちゃん世代に言わせれば頭でっかちで同じようにみえるのかもしれませんね。

家づくりは環境問題の原点

実はみなさん2020年に車の燃費と同じように、住宅も燃費計算をして役所の確認がおりるという時代にはいります。
確かに地球規模の気候変動が温暖化の影響といわれる以上、住宅の暖房の効きをよくすることは時代の要請です。
ということはこれからの家は『冬暖かいのは当たり前』の時代に入ります。
WB工法の家も国の基準にあわせ暖かい家となります。
しかし密閉の仕方を間違えると、逆に暖房をかけながら換気扇を回すという矛盾を生じることも知っておいてください。
人間は皮膚呼吸をして言います。
汗を掻くことで体の中の老廃物を出しています。
聞くと汗は尿の成分とあまり変わらないそうです。
家も汗をかける材料で老廃物(化学物質や生活臭)を排出し、深呼吸したくなる暖かい家を造りましょう。
人にも地球にも優しい家づくりは実は家にもやさしいのです。

生活習慣も大きく変わり、衣食住全てにおいて合理化が加速してゆきますが、日本の気候風土にあった伝統の造りや対策がありました。
変えなければいけない部分と変えてはいけない部分があります。
日本では『湿気対策』は住まいづくりの原点です。
家が本来持つ『呼吸』をとめない家づくりが、環境問題の矛盾を解決します。

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