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WB HOUSEの家づくりコラム

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WB HOUSE おかげさまで20年

みなさんこんにちは、2018年がスタートいたしました。

おかげさまで通気断熱WB工法によるWB HOUSEも20周年を迎え本年は加盟会員800社、累積着工棟数12,000棟に達する状況です。

これも私ども地域工務店が造る「呼吸する家造り」へのユーザー様のご理解、ご支持の賜物と心より感謝申し上げます。

発足時より「住宅は環境問題の原点であり、家づくりはトータルで考えなければならない」というのが各地域で現場に携わる大工棟梁の思いです。

これからも「人・家・地球の健康を未来のこどもたちへ」を合言葉に進んでまいります。

冬に備える秋

みなさまいかがお過ごしですか?
例年なんて言葉が通じなくなってきているこの頃ですね。
9月中は残暑で暑いと言っていることが多いのですが、今年の夏、特に東日本は涼しくすっきりしない天気が続きました。
全国的には災害が多かった夏となってしまいました。
できれば正常な気候のなかで日本の四季を楽しみたいものです。
めっきり秋が深まってきましたが、夏と違い朝から晩まで気温が高いという時期は過ぎ、涼しい時間帯は体が休まる良い季節です。
ただ寒暖の差が大きいのもこの時期、朝はちょっと着て、日中は脱ぐということをしないと風邪をひく元にもなりますね。
徐々に寒い冬に向かっい住宅にお住まいの方は「あーまた冬が来るなーいやだなー」と「何かいいものないかなー」とお探しの方に朗報です。
手軽に暖かくなるリフォーム術を2つご紹介します。

暖房の効きを上げる術

例えば、みなさん部屋で暖房をかけたとき、昔の家ほど断熱材の能力が低いので暖房が効きにくいのは何となくお解りだと思います。
暖房器から出る熱を断熱材でとどめることが出来ずに外へ逃げて行ってしまいます。
これから新築をして、断熱材を厚くすることができる方は良いでしょう。
しかし現在の家で暖かくしたい方はどうしたら良いのか?ちょっと角度を変えると良い方法があるのです。

お風呂と一緒

お風呂を例にあげます。
みなさんお風呂でこんな経験はないでしょうか、ぬるかったのでお湯を足す、逆に熱かったので水を足す、すると必ず下が冷たく上が熱くなりますよね。
そこでお湯をかき混ぜることで上下の温度ムラをなくすことができ、全体が暖まります。
お風呂のお湯と同じように暖房機の暖かい熱も必ず上に上昇します。
すると部屋の天井に熱が溜まりながら徐々に下りて来るのです。

温度ムラをなくすには?

暖房の熱が天井から溜まり、座っている人の高さや足元に到達します。
新築で断熱効果が高いと、熱が抜けにくいので早く到達します。
ところが昔の家は熱ロスが大きいので一向に足元まで熱が下りてきません。
頭ばかり熱く足元がシンシン寒い、こたつに入っていても腰のあたりがスース―するといった状況になります。
それは暖房の熱が天井からどんどん逃げていき、床まで下りてこないためです。

空気をかき混ぜる方法

昔の家の天井と床の温度差を測ったことがありますが、10℃前後あります。
この温度ムラを解消するために、単純に天井の熱を下ろし、お風呂のようにかき混ぜようと扇風機を回しますと、冬は直接風を感じると逆に寒く感じます。
そこで風を感じない程度に緩やかに熱を下げる天井づけのサーキュレーター(対流扇)が大変効果的です。
天井と床の温度ムラが素早くなくなり、部屋が全体的に暖かくなります。

床下からの底冷え

温度ムラをなくすリフォームにプラスα効果を発揮するのが、床下換気口の自動開閉装置です。
昔の家は年中開いている床下換気口ですから、冬は寒気が吹抜け床下からの冷え込みは床板から伝わります。
人はくるぶしに温度センサーがあります。
足元が暖かいだけで全然違います。
WB HOUSEでは対流扇と自動開閉換気口を用意しています。
ぜひ2つの簡単リフォームで暖かい冬を!

衣替えのできる家

熱中症にかかる人の4割が屋内であること皆さんご存知ですか?
徒然草の一節に「家の作りは、夏を旨とすべし・・」
とありますが、現代の住宅は量産化合理化の影響で変えてはいけない部分まで変えてしまいました。
一年中下着にビニールを着てセーターを着ていたら?・・・・下着には綿のシャツを着る、ごく当たり前の事。
これが日本の伝統的な家の土壁に当たります。
そして夏はセーターを脱ぎ、冬はセーターを着る。
WB HOUSEはこの衣替えを最先端技術で変えました。
昔の民家のように夏は涼しく、冬も涼しいではまずいですからね。

温暖化が叫ばれて久しいですが、冬向き一辺倒で本当に対策になっているのか?
エアコンに頼らず子どもたちがすやすや眠れる家を考えなくてはいけません。
そのヒントがWB HOUSEにあります。
皆さん週末は、全国の「空気の体験会」へ足をお運びください。その違いを体感できます。

梅雨の室内環境

深呼吸したくなる家は自然素材(コットンクロス)によって湿気を逃がします。
しかしビニールクロスで覆われた部屋は湿気を排出できません。
梅雨は相対湿度が上がります。
そこへ私たちが生活で出す水分がプラスされますので部屋は多湿になります。

実は床や建具、家具などに含まれる防虫・防腐剤のホルムアルデヒドなどの化学物質は、湿気に揮発しやすく、一年を通じて一番放散量の多い時期は梅雨の季節です。
新建材を使わないで家を建てることが難しい時代です。
梅雨時期は室内に化学物質が多く揮発しますので換気には十分配慮してください。
WB HOUSEはその点、湿気がこもりませんので化学物質の放散量を抑え、湿気もこもらず、安心して生活していただけます。
アレルギーが二人にひとりの時代です。
室内の空気環境が子供たちのアトピーや喘息などの発症を早めていることは間違いありません。

伝統を現在に生かすバランス

なぜ自然素材を変えてはいけないのか?
先進国でも日本ほど夏の湿度の高い地域はありません。
その湿気を自然に排出する仕組みが必要です。
私たちはそれを「家の呼吸」と表現していますが、現代住宅は呼吸を止めてしまいました。
先ほどの軒の話とおなじく直射を遮るガラスのように、機械設備で呼吸をさせることになり本末転倒なことをしています。

では、現在の家作りで、費用をかけずに呼吸を回復させることはできるのか?
WB HOUSEを手掛けるわれわれにとっては難しい事ではありません。
壁紙のビニールクロスをコットンのクロスに変えましょう。
新建材の中にも呼吸するものとしないものがあり、それを上手に使い分けることができれば、スマートに呼吸を取り戻すことができます。
伝統を現在に生かすバランスの良い家がWB HOUSEです。

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